読者レビュー

　単元を貫く言語活を位置付けた学習指導案、計画はどのようなものかについては、まだまだ学ぶことの多い一冊ではある。ただ、先に述べたように設定した言語活動の種類が限定されている点が、先行事例を示し、各学校の創意と工夫を喚起するとの役目はほぼ終えているのではないか。

ソーシャルスキルを授業の中で育てるという点に着目されているのは、学習スキルとソーシャルスキルが重なっており、授業での指導を大切にすることで身につくことだと思いました。

本書で紹介されている作品はどれも素晴らしく、またどの作品も画一化されているわけでなく個々の感動が作品に表れていました。技法が示されておりその方法は児童に知らせるが、それぞれの児童の思いがすばらしい作品となって仕上がっていました。私もこんな作品を描かれることができるようになりたいと思いました。図工指導では何度も本書を参考にして取り組んでいます。

若手教師へ、場面ごとにアドバイスが掲載されており、
実践しやすい。

理論と実践から構成されており、とても分かりやすく、使いやすいと感じた。

PISA型を超える新しい読解力の提案というところに興味を惹かれたが、以前からあるものを整理されたような感じで、新しいという部分では物足りなかった。ただ、とてもよく整理されていると思うので、あらためて勉強になるし、参考にできると感じた。

すぐに実践できる事例が紹介されており、大変わかりやすい内容である。

コミュニケ―ション重視の英語教育において、英文法をきっちり教える授業はやや時代遅れと軽視されがちではありますが、本書は１つ１１つの文法事項をいかに楽しくわかりやすく教えるかにテーマを絞って書かれています。とても参考になりますし、やはり文法は軽視すべきではない、むしろ生徒が自信をもって外国人とコミュニケートするためには必要なのだ、ということを教えてくれます。

「大西先生が目指す授業ができるようになりたい」と、常々思っています。でも、授業は気をつけるべきことが多く、なかなか上手くいかないことが多いのも事実です。授業が上手くいかないことを「生徒が勉強しないから」と思っている先生には難しいと思いますが、自分の授業を改善したいと真剣に考えている先生がこの本を手に取ったら、そこにはたくさんのヒントが書かれています。自分の授業を改善し、少しでも成功すると生徒が変わり、生徒が変わると先生はもっと授業を上手くやるためにどうすればいいかを考えるようになります。この好循環を手に入れるためのきっかけをくれる指南書なので、若い先生からベテランの先生まで全ての先生におすすめする本です。

算数で使う図についてわかりやすくまとめてくださっています。
一つ一つの図の意味をつかめます。