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国語教育 2006年7月号「よい授業」の技を学ぶ
- 刊行:
- 2006年6月7日
- ジャンル:
- 国語
- 対象:
- 小・中
- 椿原正和氏の「漢字文化の授業(第4回)日本における漢字伝来の基礎知識」を読んだ。冒頭「漢字がどのように日本に入ってきたのかを『日本語はいかにして成立したか』(大野晋、中公文庫)において見てみる。」〔112頁〕とあり、以下、大野氏著書や沖森卓也編『資料日本語史』(桜楓社)、『図説日本の漢字』(小林芳規、大修館書店)からの引用が並べられる。
確かに、今回の記事を読めば、表題どおり「基礎知識」を得ることができるのだろう。しかし、そうした基礎知識をわざわざ椿原氏によるまとめで読まねばならない必然性はどこにあるのだろうか。椿原氏の連載のテーマである「漢字文化の授業」に関心を示すような方なら既にこの程度のことは自分で勉強してご存知のはずであるし、もしご存知でない方へ配慮するとしても、椿原氏の論述に関わる範囲内で「この点に関しては大野氏著書の何頁を参照せよ。」というような注を付しておけばよいのである。
今回の記事には椿原氏が独自に考えた内容は書かれていない。今後はこのような無駄な文章も、「漢字文化の授業」という点に的を絞った独自の内容をお書きになることを期待する。2006/7/12一教師
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<S−S法>によることばの遅れとコミュニケーション支援
- 刊行:
- 2006年2月21日
- ジャンル:
- 特別支援教育
- 対象:
- 小学校
- 父さんの[そらまめ式]自閉症療育<http://soramame−shiki.seesaa.net/article/19189714.html>で絶賛されているのを見て購読しました。
そこで述べられているように<S−S法>は海外輸入でなく日本の言語プロが日本語のために作られたものであるためか,助詞や語順など日本語にあった指導について記載されていて,なるほど,と思いました。もちろん助詞などの指導ができるのは軽度の子なのですが,学ぶのは日本語!を実感させられました。
ことばのない重度の子についてもコップ(実物)を見せて「牛乳のむ?」の言葉がわかるかわからないか,と発語の前段階を状況把握できるかどうか分けて指導方法に触れているのに関心させられました。参考になります。2006/6/16こなゆき
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国語教育 2005年8月号一時間で国語力をつける授業開発
- 刊行:
- 2005年7月8日
- ジャンル:
- 国語
- 対象:
- 小・中
- 加藤辰雄先生の論文「クイズ、言葉あつめ、ゲームで片仮名言葉の決まりを覚える」に、次のように書かれた箇所がある。「ライオン」「うし」「カンガルー」「コアラ」「いぬ」などの例を使って「片仮名で書く動物と平仮名で書く動物があること」(85ページ)を確認したあとに於ける問答である。
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教師「黒板に書いてある動物の名前を見て、気づいたことを
発表しましょう」
子ども「片仮名の動物は、外国にいる動物です」
子ども「でもライオンやカンガルーは日本にもいるよ」
教師「ライオンやカンガルーは動物園などにいるけれど、
外国から連れてきたんだよ。だから、外国にいる動物
だね」
子ども「平仮名の動物は、日本に昔からいる動物です」
子ども「『ももたろう』の話に、いぬ・さる・きじが出て
くるよ」
子ども「『金たろう』の話には、くまが出てくるよ」
教師「日本に昔からいた動物は平仮名で書くんだね」
子どもたちに、片仮名で書く動物名にはきまりがあるこ
とに気づかせる。 (85ページ)
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ここで提示されている「きまり」によると、「北極熊(白熊)」は「ホッキョクグマ(シロクマ)」と片仮名で書く動物だということになる。なぜなら、「動物園などにいるけれど、外国から連れてきた」動物であって「日本に昔からいた動物」ではないからである。マダガスカル原産の「ワオキツネザル」も同様である。つまり、「くま」や「さる」は平仮名で書くが、「ホッキョクグマ」や「ワオキツネザル」は片仮名で書くのが「きまり」なのそうだ。また、この「きまり」によると、「象」を「ぞう」と書くのも誤りということになってしまう。
しかし、これは明らかにおかしい。国外から入ってきた事物と日本語に借用された単語というレベルの違うものを混同した議論である。2006/6/8みゅうみゅう
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教育新書121いじめの構造を破壊せよ
- 刊行:
- 1991年
- ジャンル:
- 学級経営
- 対象:
- 小・中
- 「いじめの構造は教師にしか破壊できない」
分かっているけど,実践できないこともある。
辛いとき,悩んだ時,そばにおいておきたい。
読み返すたびに学びがある。
戦うしかないと,強い気持ちになれる。
そんな,必読の一冊です。2006/5/19おでんくん
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教育新書121いじめの構造を破壊せよ
- 刊行:
- 1991年
- ジャンル:
- 学級経営
- 対象:
- 小・中
- この本で向山先生が「いじめの構造は教師にしか破壊できない」とおっしゃていることにすごく感動しました。
この本に書いてあることは当たり前のようですが、ここまではっきり書いてある本はないのでは?と思った本でした。2006/5/15アルク
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教育新書1授業の腕をあげる法則
- 刊行:
- 1985年
- ジャンル:
- 授業全般
- 対象:
- 小・中
- 教師になるために勉強しているけれど、ぼんやりとした教師像しかもてていない人にはおすすめの本です!!
これを読むと教師が何をするべきなのかということが徐々に見えてきます!!2006/4/19アルク
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算数プラスワン問題集 4年算数読解力を鍛える
- 刊行:
- 2006年3月22日
- ジャンル:
- 算数・数学
- 対象:
- 小学校
- 算数に実力差が出始める年頃の子どもたちですが,
コンセプトの通り,基本型がきちんとしているので,型どおり
解け,算数が苦手な子にも大丈夫でした。
プラス2の時間調整でできる子もあきないですし…。
コピーして時間の合間に使っています。2006/4/12ぽっぽ
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教育新書1授業の腕をあげる法則
- 刊行:
- 1985年
- ジャンル:
- 授業全般
- 対象:
- 小・中
- ずいぶん昔の本なのに今の教師のニーズにしっかり合致してます。法則の一つ一つを意識した授業や学級経営の成果が現在、多くの出版物となっています。2006/4/10みつお
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クロスワードで社会科授業が楽しくなる! ―授業で使えるプリント集
- 刊行:
- 2005年3月1日
- ジャンル:
- 社会
- 対象:
- 小学校
- 普段やっているクロスワード本、それが「社会科」用!初めて見るものなので、自分用の意味も含めて買いました。
実際に解説されている授業法にそって子ども達にやらせてみたのですが、「楽しくなる!」というタイトルの通り、子ども達が「あれはいつやるの?」と前向きに取り組む姿にびっくり!でした。
クロスワードの答えは全て社会科の学習用語なのですが、すべて「ひらがな」で、文字数もわかるので、解きやすいみたいです。
子どもにとってはゲーム感覚で楽しく覚えられるようでした。
「米以外の農作物」「日本の貿易」など各項目ごとにクロスワードが100枚以上もあるので、1年間、授業の導入、用語の確認にフル活用させていただきました。
また今年も―。
学習用語の定着に、この本はおすすめです!2006/3/24ライ麦
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