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生活指導 2005年7月号学年を共同の場に
- 刊行:
- 2005年6月8日
- ジャンル:
- 生活・生徒・進路指導
- 対象:
- 小・中
- 4月25日朝に起きたJR宝塚線脱線事故の報道に接した時、とっさに浮かんだのが、その数日前の埼玉県の新採教師が自殺したというニュースでした。どちらも事故や単なるニュースでなく、正真正銘の「事件」です。日がたつにつれて、どちらも、その事件性を色濃くしていますが、まさに現代社会を映した事件だと考えますが、いかがでしょうか。埼玉の新採者の自殺については、ほとんど報道がされませんでしたが、「埼玉新聞」は次のように報じています。
「〈埼玉の越谷市の千間台小学校で22歳の新任教師が校内自殺。授業参観当日の早朝〉
19日9時30分ごろ、3階の図工室で、首をつって死んでいるのを、校長が発見。はりのフックにネクタイをかけ、椅子を踏み台にしてジャージ姿で。自宅、学校からも遺書はみつかっていない。彼は、朝6時過ぎに学校へ来た。8時過ぎからの児童集会に姿を見せなかった。その後のクラスのHRにも出てこなかった。不思議に思った校長らが探して見つけた。11日から授業を行っていたが、休むことはなかった。午後から、算数の授業参観を別の教諭と行うことになっていた。」
新聞以外では、民放の報道番組で報じていました。顔を隠して教頭先生がインタビューに答えていました。「なぜか分かりません。理由の見当がつきません」という言い方を繰り返していました。結局、それ以上のことは追求されず仕舞いでしたが、一〇〇名以上の人命を奪ったJR西日本の体質と、自殺した青年教師のいた学校現場の体質は類似しているのではないでしょうか。
極度な職場の管理体制と効率主義、成果主義の深まりを、共通のものとして感じるのです。一つは人の命を運ぶ仕事です。もう一つは、人を教える仕事です。どちらも、効率や成果で競い合う仕事ではないはずです。
昨近の学校の一日一日が、効率と成果を念頭に置き、計画され、実施されてきているように思われてなりません。年度当初に作られる、あるいは用意される膨大な計画書(年間教育計画)を見たらその深まりが分かります。この埼玉の学校では、19日に授業参観というのですから。子どもと出会ってまだ間がない中での授業参観です。新任の教師にとってどれだけプレッシャーがかかるか知れたものではありません。授業参観一つの問題ではありません。教育課程全体に効率と成果が求められるシステムが職場を支配しているのです。たとえば人事考課制度や学力テスト、外部評価などはその最たるものです。
職場の管理体制と仕事内容の効率主義、成果主義は、実は日本社会を覆っている問題だということを改めて内外に知らせていきましょう。私たち大人の生きづらさと子どもや青年の生きづらさとは、同じ根っこを持っているのです。
(大和久 勝)
新任の教師にとってどれだけプレッシャーがかかるか知れたものではありません。→大人や青年の生き辛さは確かに感じますが…子供を教育する立場の人間が!学校という公共の場を使って自分の欲望を果たすのは、間違っていると思います。
自分がプレッシャ−に負けたのなら皆の迷惑にならぬ様、
死に場所を考えて頂きたい!!皆、プレッシャ−に負けずに頑張っています。こんな事件が起きたので、当学校の同期新任(担任)先生は余計に大変な思いをされていました!
死にたいなら人様に迷惑かからない様、するのが常識。
ましてや子供を教育する立場の人が学校を選ぶなんて元々、自分の事しか考えて無い!!!教師失格。
事故は自分が望んで起こした事ではありませんが…
教育者たるもの、自分の欲望の為に死に場所を学校&授業参観時に設定し子供や学校、保護者を巻き込み…子供の未来にまで影響する事です。正直、許せない!!!!!
社会的に…というのは納得出来ますが、自分が望んで無い事故と自分の欲望を満たす為に教師の立場で子供に影響を及ぼす様な身勝手な自殺とを一緒にしないで下さい。
今の時代だからこそ、教師は生徒に命の尊さを導く指導をしている中で教育者が自らの命を粗末にする事を学校という場所を選ぶ教師の方が社会問題より重視すべき問題では無いでしょうか?
人を運ぶ立場の人間と人(未来ある子供)を教える立場の人間とは全然、違いますし…事故と身勝手な自殺とを一緒にするのは間違ってます。2009/10/31該当時、保護者
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目指せ!英語授業の達人8英語力がぐんぐん伸びる!コミュニケーション・タイム13の帯活動&ワークシート
- 刊行:
- 2009年6月16日
- ジャンル:
- 外国語・英語
- 対象:
- 中学校
- 新学習指導要領実施に向けて移行措置対策を計画していました。そんな中で、今まで数ある本多先生の書籍の中でもわかりやすく、読みやすく、すぐに授業に使えて、しかも4技能が網羅されているワークシートが13種類も付いている英語教師必携のワークシート本です。前半の年間指導計画の作成例や10〜15分でのコミュニケーション活動の設定の仕方など勉強になります。メインのワークシートは各学校の実態に合わせてほんの少しアレンジすれば、通常授業や研究授業にも応用が利きます。永久保存版となる1冊です!2009/10/30GP
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心を育てる特別支援教育1吃音のある子どもたちへの指導子どもに届けるメッセージ
- 刊行:
- 2009年9月28日
- ジャンル:
- 特別支援教育
- 対象:
- 小学校
- 岡山県の特別支援教育の分野ではかなり有名なな青山さんも,昔は一般の人だったのだなあと言うのがわかりだれでもがんばれば青山さんみたいになれるのかなあと身近に感じらました。
「独身・恋人なし」
という言葉に妙に親近感を覚えました(*^_^*)
一般的な教育書は,読むのにかなり苦労しても結局実践では何をしていいのか分からないものが多いのですが,明日からすぐに役立つ実践が書かれていて,分かりやすかったです。
青山さんの姿勢は,特別支援教育だけが他の学校教育とは特別のところに位置するのではなく,常に学級担任と友に子どもを支援していこうという姿勢が新鮮です。
それは当たり前のことですが,現場では特別支援教育だけが独立してしまっているのが現状です。
「えらぶらない」けれども「専門性がある」
相反することが多いけれど,それを簡単にやってのける青山さんに拍手です(^_^)2009/10/18なかよし
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教育新書1授業の腕をあげる法則
- 刊行:
- 1985年
- ジャンル:
- 授業全般
- 対象:
- 小・中
- 校内に授業がとても上手な先生がいます。子どもたちは、その先生の授業になると、目を輝かせて学習します。どうしてなのかとみていると、その先生の教育行為と、向山先生がこの本に書かれた授業の原則が、ぴったり重なっているのです。この本に書かれた原則通りに授業ができたとき、子どもたちは今までと別の顔を見せます。ぜひ読んでみてください!!2009/9/23まさお
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「燃える部活」への道1部活は“生き方指導”である
- 刊行:
- 2009年6月30日
- ジャンル:
- 特別活動
- 対象:
- 中学校
- 競技ごとの指導書はたくさんあっても、部活指導に焦点をあてた本は初めてだと思う。部活動の重要さはわかっていても、負担を感じながら指導していた自分に情熱と喝を注いでくれる一冊となった。2009/8/16コーパス
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重度・重複障害のある子どもの理解と支援基礎・原理・方法・実際
- 刊行:
- 2009年5月11日
- ジャンル:
- 特別支援教育
- 対象:
- 幼・小・中・高
- 「プライドを持ってプライドを捨てる」、「還愚の思想」、「ピグマリオン」など筆者の教育哲学に心を打たれました。これからのインクルージョンの時代ににむけて、ぜひ、多くの方々に読んでほしいと思いました。2009/7/30アンジ
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国語教育 11号 1999年4月号作文技術をトレーニングする作文ワーク集
- 刊行:
- 1999年3月
- ジャンル:
- 国語
- 対象:
- 幼・小・中・他
- 私も復刻を願っています。
こんな素敵な本が埋もれたままでは困ります。
お願いです、明治図書様、
子どもたちの力をつけるために
教師の力量を高めるために
どうぞ、ご検討ください。
お願いします。また書きます。2009/7/22GIFT
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重度・重複障害のある子どもの理解と支援基礎・原理・方法・実際
- 刊行:
- 2009年5月11日
- ジャンル:
- 特別支援教育
- 対象:
- 幼・小・中・高
- 私も重度・重複障害のある子どもたちの教育に強い関心を持っていますが、とても示唆に富んだ内容であり、大変、共感・感動いたしました。是非、特別支援学校や肢体不自由を中心とした特別支援学級の先生方以外の小・中・高等学校の先生方にも読んでいただきたいと思います。すべての子どもたちが生き生きと学習できるような学校教育になってほしいと願っています。2009/6/7mayuとmako
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特別支援教育の実践情報 2009年7月号新学習指導要領を生かした「自立活動」の指導
- 刊行:
- 2009年5月18日
- ジャンル:
- 特別支援教育
- 対象:
- 小・中
- 新学習指導要領では、「自立活動」の新領域において、障害の特性に応じた具体的な支援の手立てが示されていますが、どの解説をとっても、すぐに実践に応用できる内容だと思います。また、書籍全体を概観しても、様々なお子さんに有用な内容だと思いますので、小・中・特別支援学校の教員だけではなく、子育て支援センターなど、特別支援教育に関係される方、現在、特別支援教育を学ばれておられる方、保護者の皆様にとっても、魅了的な内容だと思いました。2009/5/24mayuとmako
私自身英語教諭として授業開始直後の帯活動を大切にしてきました。
目から鱗だったのは、すぐに使えるチャットカードです。英文と絵がまさに生徒たちにとって身近でインフォーメーションギャップのある最適な教材でした。
校内研究授業でも2分間チャットを披露し、教科のよさを生かした表現力の育成に最適と先生方からも評判でした。他の教科でも使えるネタであると思います。
全学年を通して行うことのできるチャットを親切・丁寧に実体験を元に構成されている本書はまさに英語教師のバイブルです。
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