もくじ
授業力&学級統率力2013年8月号
特集 思わず使う“教師言葉”言い換え辞典
こんな言い方があった!目からウロコのほめ言葉
- 注意したあとこそほめる・・・・・・
- ほめているけれど、認めていない?・・・・・・
- 気持ちをまっすぐ伝えることから・・・・・・
教師も知らない?時代別・学校にまつわる面白言葉
つい使ってしまう!教師のNG言葉をチェック
小学校編◆お友達言葉/マイナス言葉/禁句言葉
中学校編◆お友達言葉/マイナス言葉/禁句言葉
“教師言葉”を総点検!場面別の改善語録
学級生活でよく使う言葉→こう言い換える
- 【子どもの呼び方】×「○○ちゃん」「△△君」→○「○○さん」・・・・・・
- 【欠席確認】×「あら、休みかな」→○「あら、○○さん、休みかな」―子どもをよく見て、「心配している」ことが伝わるように話そう・・・・・・
- 【体調チェック】×「具合の悪い人はいますか」→○「動くのが辛い人」―健康観察を生徒とのコミュニケーションの場に変える・・・・・・
- 【禁止を伝える】×「汚したらダメ」→○「きれいに使いましょう」―望ましい行動を、肯定の言葉でわかりやすく伝えよう・・・・・・
- 【がんばらせる】×「がんばれ、なぜこんなこともできないのか」→○「筆順をしっかり口に出しながらがんばれ」・・・・・・
- 【声の大きさ】×「静かにしよう」→○「作戦会議の気分で!」―小さな声にしたいときには小さな声で、大きな声にしたいときには大きな声で・・・・・・
- 【窓の開け閉め】×『暑い日には窓を開けなきゃダメでしょう」→○「暑い日には窓を開けよう」―前向き・肯定的な言葉に言い換えよう・・・・・・
- 【机が汚い】×「机をきちんと並べなさい」→○「机を床の印に合わせなさい」―どう整えればよいか、具体的に示す・・・・・・
- 【給食を残す】×「早く配りなさい」→○「お客さまを待たせないように」―給食を学級レストランで楽しく・・・・・・
- 【掃除をサボる】×「ちゃんとやりなさい」→○「下駄箱は大へんだから、1日1列ずつぐらいにしておこう」―自尊心を損なわせない取り組ませ方・言い方を工夫する・・・・・・
- 【集合・移動する】×「○○さん」→○「名前順△番の○○さん」・・・・・・
- 【登下校にかかわる】×「遅刻しないようにしよう」→○「みんなが朝、定時にそろうほうが気持ちがいいよね」―言葉で行動を変えるというのはなかなか難しいものだ・・・・・・
授業でよく使う言葉→こう言い換える
- 【授業開始】×「教科書の○ページを開いて」→○「今日は、教科書の何ページを勉強すると思う?」―授業スイッチを入れる言葉・・・・・・
- 【作業の指示】×「○○してください」→○「○○しなさい」「○○しよう」―どれを使っていますか?「○○してください」「○○しなさい」「○○しよう」・・・・・・
- 【理解の確認】×「(先生の指示が)わかりましたか」→○「○○のところを指さしましょう」―この教師言葉で確認力アップ!!・・・・・・
- 【やり直しさせる】×「たくさん間違えていたらやり直しよ」→○「10問中、5問以上間違えていたら『再チャレンジ』ね」・・・・・・
- 【ノートチェック】×「もっとたくさん書きましょう」→○「10行以上書きましょう」―ノートの中身が変化する言葉がけ―具体的言葉で変化を引き出す―・・・・・・
- 【テスト返却】×「よくがんばりました」→○「ていねいに書けています」―テストは、学んだことを振り返る時間です・・・・・・
- 【授業への遅刻】×「わざとしているんでしょ」→○「さあ、遅れた時間をどんどん取り戻してよ」―『心を込めて叱る』ということ・・・・・・
- 【宿題忘れを防ぐ】×「忘れずにちゃんと宿題をやってきましょう」→○「忘れない工夫を書き出そう」―宿題は未来志向の言い換え言葉に・・・・・・
- 【話し合い・グループ活動】×「自分の意見を言いなさい」→○「自分の思いや考えを聴いてもらおう。解かってもらおう」・・・・・・
- 【忘れ物の確認】×「なぜ忘れたのですか」→○「連絡帳は書きましたか」―原因を追及せず、対策を教える言葉かけを・・・・・・
トラブル&いじめの場面でよく使う言葉→こう言い換える
- 【子どものケンカ】×「何をやってるの。やめなさい」→○「待って。何があったのか、話を聞かせて」・・・・・・
- 【怪我をした】×「どうやって怪我した」→○「どこが痛い」・・・・・・
- 【アレルギー・アトピー子どもの対応】×「我慢して、授業に集中しなさい」→○「保冷剤をもらっておいで」―我慢させるのではなく、安心させる対応をすることが大切である・・・・・・
- 【規則やぶり】×「また、横田君か……」→○「今、廊下を走ったね、同じ注意をするのは何度目かな」・・・・・・
- 【器物破損】×「どうして、ものを投げたのか」→○「けがはありませんか」・・・・・・
- 【子どもの失踪】×「なぜ、そんなことをしたの」→○「ああ、よかった。心配していたんだよ」―問い詰めず、どうすべきかを考える言葉をかける・・・・・・
- 【避難させる】×「落ち着きなさい」→○「今していることをストップしてください。そして、先生の指示を聞きなさい」・・・・・・
よく使う書き言葉→こう書き換える
コミュニケーション力をつける!教師の対話術セルフチェック
基本編:聞く・話す(視線、うなずき、同意、トーンなど)
応用編:相手が協力的になってくれる依頼方法
応用編:相手が納得してくれる謝り方
応用編:相手が素直に理解できる指摘の仕方
子どものコミュニケーション力アップ!指導ポイント(頼む/意見を言う/謝る)
荒れた教室で飛び交う!言葉が放つSOS
《コラム》言葉にまつわる面白BOOK紹介
小特集 プロが薦める夏休みの自由研究面白テーマ
わがクラスの表現活動 (第5回)
わがクラスの集団遊び&学級イベント (第5回)
わがクラスの“裏文化&マイブーム” (第5回)
表紙&目次の絵 (第5回)
- どの子も満足! 酒井式「花火を見たよ」・・・・・・
戦後授業実践史のキーワードを問い直す (第5回)
意欲を育てる教師の言動・駄目にする言動 (第5回)
保護者を味方にする中学教師の仕事術 (第5回)
勉強マンガ 東大生が教える勉強クリニック (第5回)
若手がインタビューわが校の誇り!“地の塩の教師”―その教育信条 (第5回)
授業と学級づくり=できる教師の“今月の布石” (第5回)
今月の学級行事・学校行事 リフレッシュ提案 (第5回)
授業づくりをこうマネジメントする (第5回)
- 学習の目的は「概念形成」・・・・・・
〜8月の問題提起を読み解くために〜 - 1 学習の目的は「概念形成」・・・・・・
- 2 授業を「細分化」する・・・・・・
- 学習の目的は「概念形成」・・・・・・
編集後記
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