もくじ
向山型算数教え方教室 臨時増刊2004年1月号
徹底検証 “百マス計算”はできない子を救えるか―体験・見聞・実践論文の公募による分析
巻頭言
Ⅰ．子どもを苦しめる実態
- 私に百マス計算をやめさせたＡ君の一言･･････
- 子どもの自信を粉々に破壊した百マス計算･･････
- 百マス計算が嫌いだと，わめきちらした子･･････
- 算数嫌いに輪をかける･･････
- 百マス計算はグレーゾーンの子どもをパニックに陥らせる･･････
- 百マス計算には，魅力がなく，力もつかない･･････
- 百マス計算，サークルで検討した２つの病巣･･････
- 子どもに多大な負担をかけ，しかも嘘つきにさせるのが百マス計算だ･･････
- 教師がやってみればわかる。グレーゾーンの児童に混乱を招く『百マス計算』･･････
- できない子どもは，放置されるだけの百マス計算･･････
- 百マス計算は最低最悪の指導法だ･･････
- 百マス計算には，できない子をできるようにする手立てが欠落している･･････
- 子どもの実態と授業行為から選べ！･･････
- 百マス計算はイジメだ･･････
- 学級崩壊状態になった17年前百マス計算をやっていた･･････
- やらなくてよかった，百マス計算！･･････
- 百マス計算 やればやるほど嫌いになる子どもがいる･･････
- 「全然できねぇ!!」が「できる!!」に･･････
- 向山型算数（100点）＋百マス計算（５点）＝０点未満･･････
- 話題に乗せられてしまった百マス計算･･････
- 百マスを25マスにかえてもＡ君は涙をいっぱいためて抵抗した･･････
- 安易に百マス計算をしていたことで，子どもに差別の心が芽生えてしまった。向山型算数を知る前の，無知であった私が犯した罪･･････
- 百マス計算問題点ア・ラ・カルト･･････
- 公文の天才児と言われる児童を怒り爆発させる百マス計算･･････
Ⅱ．親からの要望
Ⅲ．かつて長くやっていた
- できない子にごまかしを強要するストップウォッチの罪･･････
- ４年間３つの学年で取り組んだ百マス計算から見えてきたこと･･････
- 子どもの事実が物語る，百マス計算の無意味さ･･････
- 過去３年間取り組んだ事実から･･････
- 百マス計算では，子どもは算数に対する自信とやる気をとりもどせない･･････
- やらせっぱなしで力がつくと思っていた「百マス計算」･･････
- 一人の男の子が教えてくれた百マス計算の無意味さ･･････
- いくら繰り返しても伸びない！ 子どもの事実が語る･･････
- いきなり百マス計算ではだめだ！ Ｗ君に力を与えたのは百玉ソロバンだ！･･････
- 百マス計算をしても，算数の授業内容の定着度は高まらない･･････
- 今，わかった。百マス計算をするのは教師自身が満足するためであった･･････
- 百マスは子の上に子をつくり，子の下に子をつくる･･････
Ⅳ．現在学校でやっている
- 百マス計算を忠実に追試して･･････
- 私の町の全小学校・中学校が６か月で「百マス計算」をやめた理由･･････
- 百マス計算では学力はつかない･･････
- 学校全体で取り組みをやめた！「百マス計算」では学力がつかない！･･････
- 百マス計算を行って我が教室でおきたこと･･････
- 自分がやってみて…その効果と限界･･････
- この目で見た百マス計算実践 おどろきと感謝･･････
- ろう学校での百マス計算･･････
- 原理の習得をさせる指導こそ，教師の指導である･･････
- 百マス計算と計算スキルの違い･･････
- 「百マス計算」の害は，多くの実践から得た子どもの事実が教えてくれる･･････
- 宙を見上げながら必死で取り組む子どもに，申し訳ないと感じたあの時･･････
Ⅴ．自分も少しやっていた
- 百マス計算で計算力が伸びるというのは幻想である･･････
- 平均点上昇！に騙されるな！ 百マス計算で子どもたち一人一人ができるようになるわけではない･･････
- 百マス計算に学力形成のシステムがあるか!?･･････
- 教室に百マス計算はいらない！･･････
- 百マス計算は，子どもの事実を大切にしているか･･････
- 百マス計算は教師の都合でしかない･･････
- 百マス計算は極めて「高い」前提の上に，狭い範囲でのみ効果のある方法である･･････
- 百マス計算は，できない子へのためではなく，教師がやっているつもりになるためのものである･･････
- 不登校傾向の子に合わない！百マス計算～これが百マス実践のアキレス腱である～･･････
- できない子への手立て，答え合わせのシステムが存在しない授業･･････
- 感性のある教師はやらない･･････
- 百マス計算は子どもにやさしくない。子どもによくないことがいろいろ起きた･･････
- 思いつきレベルの体力主義。百マス計算にはユースウェアもない。実践してみてわかった「やらない方がよい」その理由とは･･････
- あの手この手を尽くしたが結局百マス計算は長続きしなかった･･････
- できない子への配慮が全くない百マス計算･･････
- 新採「へったくそ教師」が二度としないと決意した指導法･･････
- 百マス計算は，子どもを切り捨てる思想である･･････
- 百マス計算は算数が苦手な子のやる気をさらになくす教材であった･･････
- 百マス計算より百玉そろばんを！･･････
- まじめな教師・家庭を陥れる百マス計算･･････
- 百マス計算で鍛えるより，九九表を渡した方がずっと伸びる･･････
- 「また，これ～」子どもの言葉が物語る百マス計算の事実･･････
- 実感!! 百マス計算では学力保障はできない。向山型算数でなら学力保障ができる･･････
- 繰り上がり繰り下がりの計算ができない子，落ち着きがない子，ぼーっとした子への指導･･････
- 百マス計算は差別を生む･･････
- 「百マス計算」を子どもの事実で検証する･･････
- ベテラン教師の証言･･････
- 百マス計算ではＡＤＨＤの子の力を伸ばすことはできない･･････
- 百マス計算では，子どもに力をつけられない･･････
- 九九百マス計算では，できない子は救えなかった！･･････
- 「算数嫌い」を量産する百マス計算。ストップウォッチでは賢くならない･･････
- 教科書が終わらない百マス計算･･････
- できない子にきびしく，できる子も飽き飽きする百マス計算指導法･･････
- やらなくて良かったけど似ていることをしていた･･････
- クラスの雰囲気が変わった！ だから，百マスはやめた･･････
- なぜ百マス計算をしたのか，そしてやめたのか･･････
Ⅵ．子どもたちへの実験・試行 少しやってみた
- 百マス計算の効果と弊害･･････
- どの時間に行っても効果がない百マス計算･･････
- 百マス計算を１年生で検証する･･････
- 改良システムでも越えられない百マス計算の欠点～その効果と限界～･･････
- 「百マス計算」ができる＝算数ができるという思い込みが危険･･････
- 知的であるかどうかという事実･･････
- 百マス計算などする必要なし～教室の二極化を生む悪しき方法～･･････
- 百マス計算では，できる子もできない子も満足させることはできない･･････
- 主役になれない百マス計算 さようなら！･･････
- ため息とあくびの連続の百マス計算･･････
- 『視線がブレやすい』障害児にとって「百マス計算」は百害あって一利なし･･････
- 子どもの心を傷つける百マス計算･･････
Ⅶ．大人・子どもの感想・アンケートから
Ⅷ．著書やビデオの分析
- 陰山メソッド・百マス計算は「計算ができない子」を苦しめ，算数嫌いを増やし，差別の構造をもたらす･･････
- 百マス計算とバタ足･･････
- 『陰山メソッド 徹底反復 百ます計算』を分析する！･･････
- 陰山氏の「論理変更」と，「百マス」へのこだわりの理由を推論する･･････
- 陰山実践に「メソッド」はない･･････
- 百マス計算ではできない子ができるようにはならない。できない子に耐えさせ，できるようになると思い込ませるだけだ･･････
- やっぱり残る疑問 陰山実践分析･･････
- 「百マス計算」は，「計算スキル」と同じ土俵にあがれない･･････
- 陰山氏の実践は教師の仕事とは言えない･･････
- 百マス計算では，できない子どもができるようにならない･･････
- 「陰山メソッド」は教育課程への冒涜だ･･････
- 子どもの顔が見えなくなる･･････
- 自分でやってみればただちにわかる。百マス計算９つの無駄とうそ･･････
